世界選手権を4度制覇したレスリング選手の山本聖子さん。
結婚のために2006年に現役を引退した彼女の3年ぶりの復帰戦がワルシャワで行われました。
山本選手が出場するのはポーランドオープン女子59キロ級。
家事と育児に明け暮れていた3年間のブランクに不安を隠せなかったようですが、初戦では相手のロシアのオルガ・キソバ選手に1ポイントも与えず勝利。
その後も勢いに乗って勝ち続け、3年ぶりの世界大会で決勝進出を決めます。
相手は世界選手権準優勝の経験もあるハンガリーのマリアナ・サスティン選手。山本選手は開始からわずか25秒で3ポイントを先取、第1ピリオドを奪います。第2ピリオドも攻め続け、結局2:0で勝利。
復帰戦を大金星で飾りました。
復帰戦で優勝するとは正直考えていなかったそうですが、「息子が頑張っているんだからママも頑張らなきゃと思って」という気持ちが機動力になったのかもしれませんね。